配筋検査

RC造の2階配筋検査をしてきた。この建物内側が打放しになっており、内装はほぼ床だけと言ってもよい。2階床だけに一番失敗が許されない部分である。特記仕様書や詳細図に表れない部分がいつも問題となるが、今回も同様である。壁交差部分や先端部分など、いつも問題になりそうな箇所は決まっている。工事監督さんにかなり補強を追加してもらった。建物の構造がよくなるのだからよいとする。
この現場のみならず、他の現場もだが職人さんの度量というか経験値と言うか、全般に低下しているきがする。順番に並べることはできるが、端っこだから重要ではないかとか、アドリブが効かず、ストーリーを想い描いて作業をしていないような気がするのは自分だけだろうか。

ホームインスペクター資格試験

ホームインスペクター資格試験の申し込みが延長されている。受付出だしは少ないなーと言う感じであったが、TVに試験が取り上げられてから、パニック状態のようで、受講者も多いのかと考えてしまう。自分は受ける必要が無いのでよいが。
海外特にアメリカはホームインスペクター先進地で、買い替え時に必ず検査を受けるのだそうである。日本でも根付いてゆくとは思わないが、必要な時期に来ているのだろう。
役所の検査は最低限の検査であるが、ホームインスペクターの資格を有する者は、最低でなく最高の検査を求められるのだろう。
今後は中古・リフォーム市場は拡大してゆくだろうが、構造や工法、仕様が多い我が国で欧米のようなホームインスペクターは根付いてゆくのだろうか。

住宅診断士資格試験

このたびNPO法人日本インスペクターズ協会主催の住宅診断士資格試験いわゆるホームインスペクター資格試験がある。
NPO法人日本インスペクターズ協会は、この協会のように全国の主たる第3者住宅検査機関がメンバーとして連なっておる。他にも似たような協会があるようだが、バックに経済産業省が控えるような協会は数少ない、というよりない。
初めて行う試験であるが、なぜか自分はすでに資格があり、受けなくてもよいようだ。(あるものは有難く頂戴しておこう。)
しかし困るのは、ホームインスペクターを本業としない、工務店現場監督やハウスメーカーの営業など問い合わせも多いようで、当然受験するのだろう。
品質をチェックする機能としてインスペクターの存在があるわけだが、どのような方が受けるのかみものだ。
問題はインスペクターの個々の質。理事の方々はいろいろお考えのようだが、どうなることやら。インスペクター現場監督やインスペクター営業マンが多くなったりして。
自分は見ていないが、試験内容もかなりマニヤックにできているらしい。
試験をもらったら解いてみよう、落ちたりして。

申請状況と工期

長期優良住宅の申請がなかなか下りてこない。現在エントリーが7000棟を超えているにもかかわらず、申請完了が1000棟程度のようである。今年度の完成により間違いなく突貫工事である。この状況だと申請完了が5000棟に達するかわからなくなっている。すでに無理かと思いきやここにきてまだ間に合うかもしれないと思い始めてきた。うまくいけば11月に着工してなんとかいけそうな気がする。
難点はいつも申請を提出する民間審査機関はHP上は長期優良住宅の申請を受け付けることになっているが、在来はやらないとの返答が来たため別の審査機関で受け付けてもらわなければならない。
しかし無謀な政策であったように思う。案の定工期がない。1月はどこもパンク状態だろう。
やはり短期有料住宅化してしまっている。

のこぎり屋根のその後2

のこぎり屋根の調査を2日に渡り実施してきた。すまいづくりの会のメンバーにも声をかけ実施。70棟近く調査をした。その中で小規模ながら変わった建物を発見。遠くから異様に高いのこぎり屋根に気がついていたが、なかなか近づけない。細い路地を入ると一際背の高いのこぎり屋根を有する建物が視界に入る。2階建てのようである。ちらりと覗くとまだ使用している。多分2階は住居だと思われるがなにせ構造がよく判らない。2階建て以上の構造体のようではある。(もしかして3階かもしれないと一瞬考え込んだ。)
今までは、平屋建てしか想定していなく、見たときには圧倒してしまった。
まだ変な建物がありそうであるが、はっきり言って多すぎてどの建物が変わっているのかよく判らない状態で調査している。
あまりのめりすぎると本業の仕事が溜まって後が大変である。
この場をお借りして、関係各位の皆様、図面しばらくお待ちください。

会議

某資格学院の学科会議に行ってきた。集まりが悪いのか、呼んでいないのか、少々先生方が少ない。周りを見渡すと、ご年配の先生方はいるが、古参の先生方では最長老になってしまった。自分より長く教えている先生方がいない。長老として、また声を発せざる終えない。困ったものである。愚痴る相手もいやしない。学院の幹部に会うといろんなお願い事やらなんやらで散々だ。
学科の状況は予想通りで、法規と構造を担当したクラスは講義欠席者も含め8割越えであった。教務の体制もよく、うまく連携できたのがよかった。
初めて同クラスで4教科の内一番重要な法規と構造の担当だったので本年は冷や冷やものであった。トップクラスのようだが、あんなに悪かった第一回模擬試験も最終的にレベルアップして生徒さんががんばった成果だと思う。あのメンバーなら設計製図も乗りこなせただろう。将来建築士として業界をリードしていただきたいと思う。

ツーバイフォーの構造計算

ツーバイフォーの構造計算プログラムを習得しに、横浜へ行ってきた。横浜駅前の一等地で講座を受けた。
朝から晩まで完全に隔離状態。ほぼ2階建ては習得できた。この構造計算プログラム、かなりシンプルで入力でき、解析も速い、後は実践でいけそうである。
ツーバイフォーの構造計算プログラムは、たどって行くと必ずこの構造計算プログラムにぶつかり、確認審査機構も絶賛するので、習得しようか迷っていた。
在来工法は別ソフトでなんとか計算できるが、この在来工法ソフトメーカー、ツーバイフォー版はニーズが無いから作らないといっている。4号物件の確認時、構造計算を見据えるとツーバイフォーの計算も先行投資してもよいかと今回講習を受けた次第である。

横浜へ行っ疲れたが、収穫も大きかった。
別件で明日も横浜へ行くかも。やっと1000円高速割引の恩恵にあずかれる。

土の呼吸

土壁の現場へ行ってきた。雨の日にいったが、土は呼吸していた。土そのものは乾燥状態だが、雨で土表面も色がほんのり濃くなって見える。自分だけが思っているのかもしれないが。
木六竹八塀十郎の上塗り時期にはちょうどよい乾き具合である。
この建物、なかなか進まない。床板も杉板の無垢材、当然窓枠も杉材。大工さんもぶつぶつ言いながら、こつこつ仕上てもらっている。既製品を使用すれば早いが、真壁納めでは難しい。外壁も未だに施工されずである。あと半年工期があるので大丈夫だと思うが、あらかじめ工期をとっておいてよかった。

のこぎり屋根の採光面の傾斜

のこぎり屋根の調査に行ってきた。相変わらず試行錯誤の繰り返しである。
昨日はメインであるのこぎり屋根の構造や意匠的な話になった。
特に建物ほぼ北側の側面にある採光面の話に。
この採光面、壁なのに傾斜がある。今のところほとんど傾斜があり、なぜ傾斜があるのか思い悩んでいた。傾斜の理由に、採光の入射角度、構造的な問題、ガラス面の汚れを雨で落とす、見栄えよく、など考えてはみるものの決定打にはならない。なぜかよく判らん。
雨仕舞いからみると傾斜することでガラスの間を、現在のようにコーキング技術が発展しない当時、雨水進入のリスクが大きい傾斜をあえて施工する理由がよく判らん。

ちなみに我主屋ものこぎり屋根は、なぜか傾斜していない。
イレギュラーな形態である。

昔を思い出してみた。思い出した。我主屋の採光面にも透明ガラスが入っているが、雨で苦労した思いではなく、音、風でガラス面を叩きつける音。
ガラス面を垂直にするとガラスを木の枠で押さえつけるが、ぴったりと押さえず、わざと隙間を施し、遊び部分を設けていた。よってある程度のガラス面にかかる力を分散しているのだろう。そこで風があたるとカタカタ音がし、子供心に眠れなかった思い出が甦る。ガラスを寝かした状態であれば、音はしにくい気がする。

施工上ガラスは2m程度の高さがある。傾斜のある壁面にガラスを置いて施工する場合と垂直に立てて施工する場合と比べると、傾斜を利用しガラスを寝かした状態で木枠で留めると施工上楽である。

今のところ採光面の傾斜の理由は定かでない。
建物の中を見ないと判らないのかもしれない。

しかし昨日は疲れた。

傾斜地地盤保証

とある傾斜地に建つ住宅現場にて地盤保証の話に。工務店の瑕疵担保の地盤保証を使うのだが、地盤の高低差が著しく、昔の盛土部分もあるため水平加重加味する鋼管杭を主張しているのだが、地盤保証会社が不要という判断をしてきた。高低差が著しい場合一定の角度内に基礎を施工しなさいという規則があるが、今回は角度内に基礎があり安定した地盤で問題ないそうである。設計者としては、問題なくとも盛土や周辺の状況を鑑みると、必要だと主張するのだが、お施主様判断ということになった。
以前も同様の事例があり、そのときもお施主様に判断してもらい、鋼管杭を施工してもらった。そこで、地盤保証会社は地盤補強いらないと判断したのに、勝手に鋼管杭を施工したのはおたくの責任と言わんばかりに、保証するしないとダダをこねられたいやな思い出が甦る。(最終的には保証対象になったが)
地盤補強は地盤報告書、隣接地や地山の状況でいつも判断するが、余分に地盤補強するといつも文句を言われてしまう。
プロが判断していると思うが、やはり近年の集中豪雨や地震に対して十分な措置は高じたい。お施主様がお金を出すためなにも言えないが、山崩れたらどうするの。

コンクリート

ほとんどの仕事を感覚でこなしている。多分。いい加減に思われるかもしれないが、結構、感覚で指示することが多い。
デザインにしても、感覚的なものが先行し、納まりも当然考えるが、感覚に頼るケースが多い気がする。絵に描くより、先にイメージを頭の中に入れてからデザインしている。イメージを引き出す時、感覚で絵を描いている感じがする。
構造にしても、瞬時に見て良し悪しを考えてしまう。ダメかと思うと、補強ややり直しのケースが多い。
今日も既存の床コンクリートをこのまま使用するか、撤去するかで相談を受けた。床を歩き回りながら靴音が既存部分で変わるので床下が空洞になっている可能性が大きいのではとぶつぶつ言いながら、なんとなく話しているうちに、結局撤去。床コンクリートを復旧して工事を進めることにした。感覚というか勘と言うか六感を信じて指示してしまった。
根拠がない話だが、建築士の感覚は邪魔にはならないと思う。必要だとも思う。

隔離病棟

おじが入院したので見舞いに行って来た。ベットから落ちた入院したが、空部屋がないということで、集中治療室へ入院していた。
本来なら病棟内部でなく、病棟手前にある待合スペースなどで、面会できるようになっているが、身内という理由で病棟内の病室へ直行。
病室札には患者名とかの記載がなくあちこちきょろきょろしながら目的の病室へ。

本人は多多頭も衰え体も衰えているが、期限付きの入院。本人は至って元気そうだ。
この病棟、見廻しても集中治療室の重症患者というよりはお年寄りが多いのにびっくりした。集中治療室というよりはまるで老人ホームそのものだ。
この地元の大病院、完全看護で隔離病棟なだけに痴呆症の患者さんも病棟内外に容易く脱走できないようになっていた。
院内感染のこともあるだろうが、隔離なため老人ホーム化しているように感じたのだと思う。これが現状かと思い知らされた。

桝の打合せ

リノベーションの現場がまだ終わらない。終わらないまま別棟建物の工事に入ってしまった。半年以上経過したが、まだ終わらない。今月いっぱいが猶予期間だがそれまでには終わりたい。
雨水桝の納まりを職人さんたちとお話。難しいとぶつぶつ言いながら施工開始。うまく納まるか見物だ。別棟建物の工事では壁の一面を取り、柱、土台が腐朽している箇所を取り除く。基礎コンクリート打設後で8坪程度の部分が柱1本で自立した状態になっている。この姿を見ると、1本の柱でかなりの加重を支えれることが判る。地震が来れば完全に崩壊するが、よく持つものだと感心する。
この状態で今月いっぱいで終われるのだろうか。地震よりも心配だ。

1日外廻り

朝から現地実測調査、役所廻り、現場現場と渡り巡り事務所へ。今日は暑かった。特に日中の配筋検査はきつかった。役所廻りは特に問題ないのだが、最近役所での対応で、答えられない判らないというケースが多々ある。
本日も浄化槽の書類について教えて欲しいのですがというと浄化槽ってなんですか?と聞かれる有り様なんとも言えなかった。
別機関で、特別租税措置法の条文解釈で居室の取り扱いを教えて欲しいといったら、自分の持っている資料と同じ資料を示し、本年が初めての内容なのでよく判らない。(あらま誰に聞けばよいのかね。)
また別機関で、市街化調整区域の旧住造法を受けている区域で当時の許可番号教えて欲しいと聞くと、そんなものはない。と開き直る。
知らなくても何とかなるならいいが。

確認申請と図面

動物病院の確認申請が恐ろしく早く下りてしまった。事前打合せと確認申請時に考え方を説明したことで、異様に早く下りてしまった。変形した外観と細かな間取りな建物だけに指摘事項が多そうだと思ったら、すんなりと下りてしまった。排煙、避難ルートなど解釈の難しい箇所があったが、OKということで、予定通りだ。
申請関係でほとんど毎日審査機関に午前中缶詰状態で、それを見かねて温情で早く確認申請を下ろしてもらえたかもしれない。(たぶんそうだと思う)
ほぼ毎日審査機関通いだと、図面が仕上がらない。助っ人を頼んでいるが、それでも多い図面量。
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