古板石

お施主様と石を見に問屋さんへ出向いた。
海外産のわけのわからない砂岩系、花崗岩、鉄平石・・・石が山のようにあり、とにかく多くてどれがよいかわからない。問屋の方の説明をうけながら吟味。新品の石を使用するつもりが、説明を受けるうちに、古板石はどうかということになった。古板石といわれる石があることさえ知らなかった。要するに古材、リサイクル品だが、そこにストックしてあるのは中国の古板石。日本でも古板石はあるが中国産の4倍の値段だそうである。
自分自身が施工するわけでないため、施工業者にも見てもらい施工上問題なく品質がよければ買いということに。結局買ってしまった。表面は平らだが、底盤の精度が悪い。施工は大変そうだ。

養生

現場へ行く時、図面やヘルメットは当たり前だが、スリッパと手袋も絶えず持ち歩く。内装工事中、床に傷つけたり外から泥を運んだりしないようにだ。また完成間直になると、壁や家具類に触り手垢や指紋を付けないようにするためである。手袋を持っていても機能面の確認以外はほとんど家具などに触れないようにしている。塗装前ならなおのことである。
(よって、現場に行ってもボーとただ眺めていることが多い。ボーとしているわけではなく、現場を脳裏に焼きつけて先を見通そうとしているのだが、他人からはボーと見えるらしい。まあいいか)
完成時にもできる限り手袋で取り扱うようにしている。
建物も立派な商品だから、普通のことだと思っていたら、どうも違う。
当たり前だと思うことが、最近どうも気になるのは年のせいか。

いぶし

現場で縦軒樋、見切り、垂木等の鼻(建築で鼻とは先端を意味する)などなど銅板で施工している現場のはなし。
銅板は将来黒ずむため、いぶし加工の製品もある。(緑青は先に黒ずみが先行し、最近はきれいに発祥しないため、他とのバランスを考え、あえて緑青製品は使用しない。)金きらした銅板素地といぶし加工の製品を混用するといぶし加工の部分がブロンズ調の別製品に見え見劣りしてしまう。メーカー品でできるだけ対応したいので、同じメーカーで頼んだが、銅板素地といぶし加工が金物によっては混用してしまうとは思わなかった。途中で全部手作りで製作使用とも思ったが、やはり製品保障を考えると、メーカー品を選択してしまう。
素人目にも銅板素地は銅板と判りやすいが、いぶし加工は判りにくい。大手メーカー品を使用したが一部樹脂部分の箇所もあり、銅板はあとから黒ずむし難しいなあーと思いつつ、せっかく施工終了しているが、縦樋軒樋で再検討。一部樹脂だと思わなかった。(手で触らないかぎり分からないが)たぶん取替えだ。

お金

お金その1
この時期になると市県民税の徴収があり非常識に値上がりしたため、年間の事務所経費がだいたい決まってくる。昨年のほぼ倍の徴収で頭が痛い。手元には無いのになぜ取られるのかいやになる。税金適正に使用して欲しいものだ。
これでやっと事務所のエアコン発注できる。
お金その2
業者さんが来ていわく。今は物件が無いから業者間の叩き合い。忙しいが、同じ物件の見積りをぐるぐる回すだけ。金額安いし・・・と愚痴り。
(この業者さんには、富士ハウス、東新住建の前情報、内部情報を教えてもらい助かっております。手を出してはいけない業者を教えてもらいました。気付けます。やはり現場の人は業者の内情をよく知っている。現場とは仲良くしなければだめですなあー。我事務所のスタンスです。)

プランニング

今月は早いろんなところからプランニング依頼が6件もあり毎日徹夜状態。現場も見ながら、作業するが、昨夜は土日を控え、必死にプランニングを終えた。
プランニングは何も無い状態から作業できるため、自分としては楽しい作業である。
建物の設計において、大まかに計画(基本設計、プランニング)と本設計(実施設計)の2段階からなる。プランニングであらかたの間取りと空間構成、デザイン、そして概算予算取り。本設計で構造計算や詳細図面の作成と相成る。
プランニングでその建物の行く末を決めてしまう重要な要素ではあるが、最近プランニング数をこなしているせいか、変なひらめきと言うかインスピレーションと言うか何とも言えないが、極地に陥るほど極限状態になるほど、なにか舞い降りてくる。気がする。また極限状態のほうが自分でも割りに納得できるものが多い。
疲れた、眠い、頭が回らん。体が動かん。本日は雨で延期した建て方があった。

事務所のエアコン

事務所のエアコンが、やはり調子が悪い。週の半分しか動かない。空調屋さんに見てもらったが、原因は電気系統との判断。コンプレッサー内にオイルが入っており固まっている可能性もあるという。電気系統が天井の中にあり、天井そのものをめくる必要もあり、費用と作業日数等検討すると、新設のほうがリスクが少ない。まいった。
大家さんと協議し、エアコンを取り替えることに。
今回は天井に点検口を設けメンテナンスもしやすくする。
電気代は安いが、基本料の高い動力契約電力も前回中電さんと交渉して、10Kを4Kに変更できたが、ついでに見直せるか検討中。当分打合せスペースとしては活用できないようだ。1月分の収入が消えた。

天空率

天空率の許可が下りた。本日丸1日この申請作業で終わった感じである。喉元過ぎるとなんとやらで、あっさり申請が降りるとなると、今までの苦労も忘れてしまう。
民間確認審査機関はチャンと計算するのかと思ってみていたら、しっかり根拠計算してた。びっくりしてしまった。以上本日業務終了。明日は徹夜だ。

現地調査

雨振る前にやっておかないと大変かと思い、たまりにたまった現地調査3件分、手を付けた。敷地の寸法、現況の把握、高低差(レベル)給排水位置確認などなど。2件分はほぼ完了。
移動するだけで疲れた。あとは図面化しなければ。建物の位置関係がいまいちはっきりしない。
敷地も見ないといまいち図面が進まない。
疲れたが、今から気合でとりあえず計画図面作成します。

天空率

建築確認申請の手続きに、天空率申請と言う特殊な手続きがある。
道路斜線や北側斜線といった建築基準法56条に代わる手続きだ。斜線がかかるのに無視してくれる夢のような法律である。
名古屋市内の北側斜線には使用できないなど制約があり、天空率申請に触れずになんとかやってきたが、とうとう提出物件が出てしまった。本日建築確認申請の受付が終わったが、手間がかかり、やはりやらないで済ませたいと思った。
今回の物件は、はじめは道路斜線がかかり、寄棟で計画していたが、どうしても太陽光パネル設置したく、効率を考えると切妻屋根にしたい。とのお施主様のご要望に、一言「天空率があるよ」言ってしまったため、後の祭りである。
結構な手数料もかかるし、建物完成時時にも手数料がいる(完了検査時にも手数料がいるとは思わなんだ。5万円!失敗。)。自業自得としか言いようが無い。
まぁ、お施主様が喜んでいらっしゃるからよしとしよう。

長期優良住宅

長期優良住宅がやはりよくわからん。
申請書類の出しっぱなしで、中間検査があるわけでなし、行政への完了報告も義務ではなさそうだ。建物が本当に図面どおりか怪しい。施工中に行政の検査がなければ、何でもありかと頭によぎる。
確認申請と同時受付の場合、長期優良住宅の申請が降りないと確認申請が降りないケースもあるようだ。特に景観地区関係らしい。確認申請と同時受付のほうが手数料安いから同時にしたいところだが、申請提出するときに考えることとする。
これから運用に入るが、いろいろ問題がありそうだ。

まだ事例が無いから、よく判らないだけだと思うことにする。

長期優良住宅

長期優良住宅が施工されたが、長期優良住宅の趣旨としては良いが、今のところ制度内容としては反対である。(というよりまだよく判っていないだけだと思うし思いたい。)
この制度が建築士、施工業者の性善説で成り立っている部分が多いのではとふと思う。
悪いわけではないがチェック機能が働かない気もする。まだ施工例が無いためよく判らないだけだと思うことにする。
設計者の立場として、単純に長期優良住宅の申請手数料をみると1戸建て一般住宅で確認申請手数料と同じくらいの申請料(約4万円くらい)が必要となる。内容は構造と省エネの部分を除けば、普段こなしている図面内容でよさそうだ。我設計事務所管轄の物件は、構造の基準法より1.25倍の数値はいつも楽勝でクリアしているので構造は問題ないし、省エネも楽勝でクリアできそうだ。ただし申請書類の手間がかかるため、かなりの時間を要する。
手続きの流れを眺めるうちに、既存の住宅性能評価の位置付けはどうなるのかと思った。税制面などに融通措置のある長期優良住宅に人気が集まるのは目に見える。行政庁のお墨付きもあるし。だがどうも住宅性能評価と違う。検査項目が見当たらない。ということは書類だけかと思う。住宅性能評価を活用すればよいのにと思ってしまう。
お上に楯突くわけでない。まだよく判らないだけだと思うことにする。

昔大学時代、俗に3大ざる法とは、食000法、売000法、建000法と言われたことを思い出す。
長期優良住宅がざる法とは言っていない。まだよく判っていないだけだ。

外壁仕上

外壁仕上の塗り壁を施工中、1面を塗り終えお施主様より中止のご指示があり急遽打合せ。外壁の最終色決めは施工者側と知らぬ間に決まっており、滞りなく進むかと思いきや、中止のご指示。砂入りの塗り壁のため種類も限られ、昨今の景気の影響で砂入りの塗り材製造メーカーも減り、選択肢が2社しかなかったのだが、その中でも薄い色と言うことで選んだようである。
よく見ると、砂の粒子が微妙に違い、粒子が大きいものを選んだため、砂の陰影が全体の壁の暗さに影響した模様。
原因がわかったため、建物外壁他の面をどのようにするかと言う協議に入る。当然施工者側としては材料があるため同じものを使用したいだろうなぁーと思いつつ、設計者の立場として外壁仕上げ全体を再度決め直し。
もともとお施主様が漆喰仕上げを気に入っており、檜梁柱垂木など木部表しの部分が残りの面は多いため、漆喰仕上げのほうが映えるのではと言ったらすんなりOK。一部分使用する予定だったのを全体へ変更。塗り終えた面はたまたま縁が切れていてとりあえず現状のまま。
施工者側とすったもんだしているうちに、雨掛りの腰壁を洗い出し仕上げに変更。抜群に格好よくなった。また難しい納まりにしてしまった。
日本人は細かな納まり好むよなあーと思いつつ、ついでに徹底的に難しい納まりにしてしまった。横で、細かな納まり好むお施主様がうなずいて聞いていたから問題ないだろう。工期は遅れるが。
設計者からの事後報告は滞りないのだが、施工者側からの事後報告は危ない。
忘れた頃に蘇る学習能力のなさであった。

現場廻り

午前中に現場を見てきた。
久しぶりの土壁造の現場の基礎状況と、高台にある約300坪の土地。

土壁造は、土塗り状況もありのんびりと来年完成予定。外壁は板張り。お施主様はTVで見た杉板表面を火で炙りたいようで、勝手に現場で火を起こしそうである(楽しそうなのでお施主様と一緒にやろうか迷っている)。
愛知県内の平地では通常22条指定区域という防火性能上、不燃材料にて仕上げ材料の屋根と外壁を施工しなさいと言う御達しがある。木は不燃材料でないので、不燃性能を有す木製材料を使用するのだが、今回は土壁造と言うことを利用し、大臣告示の板張りで認めてもらった。普通の杉材で。
図面や申請には少々手間取ったが、ようやく動き出した現場も手間かかることだろう。間違いなく。だいたい土塗りの職人さんが少数派で、手配が大変。また、金物もしっかり付けていただくので、内部仕上げとの取り合いが大変。構造計算も行っているから、逃げがきかない。問題は内部仕上げの塗りと杉板が火で変形しないかかなぁー。

一方、高台は見晴らしはよいが計画難易度が高い。このところ難易度高い計画が多い気がする。どうなることやら。

事務所のエアコン

事務所のエアコンの基盤交換をしたが、調子が悪い。日によって動いたり動かなかったり。
製造元は、原因はわからないとのこと。
大家さんも「P社製は信用ないから」とお手上げ状態。
確かに業務用ではあまりP社製は見たことがない。設計で使用するときは、D社製、M社製のどちらかしか使用しないしなぁー。
今年の夏は特に熱そうだ。

昨日は1日中「師」と付く職業の先生方とお打合せ。

午前中はプランがばっちりはまり順調。診療室廻りの使い勝手がよくなり、なんとか先が見えてきた。プランがスッキリすると気持ちもスッキリする。

午後は、天井にも珪藻土塗れるんだと思いながら、内装決め。絞丸太たちが栄える。そして建具のデザイン決め。全て無垢材の特注品で、最終スケッチでデザイン確認。しかも内装建具なのに、真鍮や銅板も駆使し、防犯ガラスや複層ガラスが入る特殊品。
終いには、大工さんが、建具より先に決めた内装既製品腰板が建具に会わないと言う理由で、木曽檜特注品へ勝手に変更、設計者承認。お施主様にはまだ話していない、内装既製品腰板も同じ檜なので、木曾と確定次第、お施主様には事後報告予定。

午前も午後も各4時間の打合せ。帰りがけにいただいたビールで帰宅後のどを潤した。疲れたが、後味のよい疲れだ。
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