建物づくりの流れ

タテモノづくりの流れ

お施主のご要望や予算、敷地等の諸条件などなどを総合的に調整し設計を行い、安心安全に暮らせるタテモノを監理することはもちろん、たてものへの仕掛けや使い易さの提案が、私たちの使命であり存在価値になります。様々なタテモノづくりの流れがありますが、一般的なタテモノづくりの流れをご説明します。

設計(一般的なタテモノづくりの流れ)

1.アプローチ

とりあえず電話、ファクシミリ、メールなどでご連絡を下さい。一般的なことならすぐにお答えできますが、お会いしてお話しさせていただけるとよりよいかと。

目にとまったもの、心にとまったものを意識的に集めてみてください。雑誌の切り抜き、本の中の情景や言葉、映画やドラマのワンシーン、お好きな音楽、昔から大切にしている宝物、何でも結構です。あなたがお持ちになったモノなどを拝見しながら、あなたのご家族の生活スタイルをイメージしていきます。そして、設計のためのラフスケッチに取りかかります。

2.相談・ヒアリング

やはり案を見てから考えたいという時は、最低限の要望・条件を伺いラフスケッチに取りかかります。

3.プレゼンテーション

敷地を見に行ったり、ご要望をまとめて私共の考え方を図にしてみます。通常は簡単な間取り図ですが、分り難い時などは、その他のものも作ることがあります。

4.打合せ・今後の進め方

プレゼンテーションを基にしてお話し合いを行います。詳しい要望や行き違いの内容をクリアにします。そしてこの先どう進めるか話し合います。

5.基本設計

プレゼンテーションがまとまり、概略の予算計画のご承認を得て、詳しい設計を進めて行きます。
この時期に、設計契約を結んで実施設計を進めます。

6.実施設計

基本設計を基に工事のための図面を進めます。この時点では更に詳細な部分について打合せを行います。そして見積業者に見積を依頼します。

7.見積り、調整作業

通常の場合、予算より要望の方が膨らんで予算オーバーするケースが多いようです。
必要ならば、工事費を見直し、調整を繰り返し、又ご要望も優先順に調整し図面を修正し決定します。

8.工事契約、工事着工

見積が納得できる額に至ったら工事契約を結び着工します。工事の間は私どもが監理を行い、図面では分らなかったことを検討、相談しながら進めます。

9.工事監理

インスペクション業務で培った手法や機材を用いて監理します。
また、インスペクションの時期を逸する恐れがあり、現場には何度でも出向ます。
そのため、多くの時間がかかる設計業務以上に、監理業務にも時間を費やすと考えています。
実際の空間を目にすると、想いが増します。
そのため、お施主様にも、工事現場に幾度も出向いていただき、工事の進行状況をご確認し、タテモノをよりよいものにして行きます。

10.竣工引渡し

竣工時には確認申請機関の検査を受け、「完了済み証」を受けます。そして完了チェックを行い、お施主様の納得を得て引き渡します。